~明日香村発掘調査~

明日香村は全域が埋蔵文化財包蔵地なので開発行為(今まで田んぼだった土地等に家や建物を建てる事)をする場合は発掘調査を行います。
新築の工事を控えてこちらでも発掘調査が行われていましたがこの度、無事?終わりました(*^^*)

見学に行ってみると何やらくっきりと丸い穴が!?これはもしや過去の建築物の跡!?とドキドキしましたが文化財課の方が、大きな建物ではない事と他に埋葬物も出なかったので橘寺のあたりへ続く道と道沿いの家かな?と(もっと詳しく色々興味深いお話を聞かせていただきましたが…)の事でした。

地層がはっきり見えて、この深さが飛鳥時代の地面だそうです。上の方の地層は今の田んぼの層です。

この土地もですが、日本の土は粘土質が多く酸性土壌の為、ほとんどの埋葬物が溶けて無くなってしまうそうです。

木に記録した木簡などは燃えたり土に還ってしまったのですね。どんな記録がされていたのでしょうか。残念です。

でもこの場所の古き地層に立ち、風を感じて、昔と同じ山々を見渡していると考古学を「知りたい」という純粋な好奇心が湧いてきました。
何はともあれ、さあこれから造成工事です!(^^)!